第3回MMX会議が開催されました

1月13日から16日の4日間、第3回のMMX(Martian Moons eXploration)会議が宇宙研内の会議場で開催されました。MMX会議は、昨年6月以来の開催となります。今回もハイブリッドでの開催。国内外から現地・オンライン参加合わせて100名以上が参加しました。特に現地参加者は最大で約80名に達し、これまでのMMX会議の中で最も多い人数となりました。MMXの打上げを2026年度に控えて、直接議論に参加したいという意欲の表れと言えます。海外からは、NASA、JHU/APL、CNES、 DLRといった国際協力機関が参加しました。

今回の会議は以下の構成で開催されました。

初日 プロジェクト全体会議
2日目 運用全体会議
3日目 ミッション機器チーム会議
4日目 地上システム会議

初日冒頭での、川勝プロジェクトマネージャの講演

初日の全体会議では、川勝プロジェクトマネージャよりMMXプロジェクトの進捗状況について説明がありました。探査機の開発過程やシステム総合試験の様子を写真や動画とともに紹介し、参加者の関心を集めました。そのほか、MMXが目指すサイエンス、探査機システム試験の進捗状況、種子島での射場作業に関する説明も行われました。広報関係では、米田 あゆ・諏訪 理の両宇宙飛行士がMMX広報アンバサダーに就任したことが報告されました。集合写真は、今回は寒空の下ではありましたが、宇宙研らしい場所としてM-Vロケットの前で撮影しました。

集合写真。M-Vロケットの前で撮影。
手前には、JAXA相模原キャンパス特別公開での寄書き旗。

3日目の午前には、海外参加者の希望者を対象に三菱電機鎌倉製作所への見学ツアーが実施され、システム総合試験中のMMX実機を見学しました。実機を直接見る機会は少なく、その大きさに参加者は感動していました。会議の合間には、海外参加者に対してエリザベス・タスカー氏によるショートインタビュー(各1分)の動画撮影も行われ、今後SNSなどで順次公開される予定です。

4日間を通して、MMXのチームメンバー間で活発な情報共有と意見交換が行われました。会議や休憩時間、懇親会の場では、ミッション成功に向けた具体的な方策が熱く議論され、会場には真剣な空気が漂いました。打上げが近づくにつれ、関係者の意識と士気は一段と高まり、チームとしての結束も強まりました。

第3回MMX会議の会場の様子

次回の第4回MMX会議は、2026年9月に開催される予定です。

(本記事は、ISASニュース2026年2月号「第3回MMX会議が行われました。」を元に再構成し掲載しました。)