全天周映画「MMX 火星衛星探査計画」完成披露試写会に行ってきました
4月24日(水)、東京都足立区のプラネタリウム「ギャラクシティ」で、全天周映画「MMX 火星衛星探査計画」の完成披露試写会が行われました。試写会は、16時から、17時半からの2回上映。上映関係者やMMXの関係者に加えて、一般の来場者も多く参加し、大変盛況でした。JAXAやMMXの関係者も2回合わせて、約20名が参加させていただきました。MMXのプロジェクトでも、この映像制作のために、資料の提供などの協力を行ってきたので、感慨深いものがあります。内容については、「ご覧になってからのお楽しみ」ということで、詳しくは書けませんが、ドームスクリーン全面に、MMX探査機が火星圏に向かう様子は感動でした。
試写会のあとには、それぞれトークイベントが企画されました。1回目は、各制作スタッフが登壇し、お気に入りの場面(制作に苦労した場面)の紹介がありました。2回目では、川勝康弘教授(JAXA / MMXプロジェクトマネージャ) 、本映画の監修に携わった臼井寛裕教授(JAXA)・橘 省吾教授(東京大学)も登壇し、この映画の感想はもちろん、MMXプロジェクトへの期待や思いについて語りました。
想像した以上に壮大なストーリーで驚いた。探査機のシステムは非常に複雑だが、確実に分離して、フォボスに到達しないといけない。
川勝教授
フォボスのサンプルリターンへの期待は大きい。フォボスがいつどうやってできたのか知ることができる。全天周映画ではビジュアルに訴えることができるのがいい。
臼井教授
リュウグウの石には太陽系の歴史がたたみこまれている。サンプルを持ち帰って調べることで、その歴史を紐解くことができた。MMX が持ち帰るフォボスのサンプルからも多くの事実が発見されることを期待している。
橘教授
試写会後には、中学生の参加者が、登壇者に試写会のチケットやステッカーにサインをお願いする姿も。MMXにより一層興味を深めてくれたようで、うれしくなりました。
「MMX火星衛星探査計画」は、今後、国内のプラネタリウムで上映され、また、海外の映像祭でも披露されるとのことです。もし、皆さんの町のプラネタリウムで上映されたら、ぜひご覧ください。
関連リンク:
上映中のプラネタリウム館(投影期間・投影時間は各ホームページをご覧ください。)
バンドー神戸青少年科学館
さいたま市青少年宇宙科学館