MMX 第8回 設計会議が行われました

2024年1月23日(火)・24日(水)の2日間、JAXA相模原キャンパスの会議場で、8回目の設計会議が開催されました。設計会議は、プロジェクトメンバーが集まり、プロジェクト全体のステータスを共有し、今後の計画などについて話し合いをする場で、1年に2回程度開催されており、昨年9月6日・7日に開催して以来となります。国内外から多くのMMX関係者が対面及びオンラインで参加しました。今回は対面参加が約40名、オンラインで約50名の参加がありました。

宇宙探査交流棟で展示されたMMXの2分の1模型の前で集合写真

初日の23日は、川勝プロジェクトマネージャーから、MMXプロジェクトの現状について報告を行いました。MMXの打ち上げ時期については、日本政府の宇宙開発戦略本部によって、2026年度とするミッションスケジュールの変更が承認されています。そのあと、各プロジェクトメンバーから、2026年の打上げに向けた最新のスケジュール、今後行われる試験の計画や準備状況について報告しました。現地会場からも、オンラインからも活発な議論や質疑応答が交わされました。中には、最近の広報活動に関して、MMXが制作協力している、3Dフルドームムービーについて「海外では上映しないのか」という質問も海外からオンラインでありました。制作者の話では、現在の日本語版の制作が完了したら、英語版にとりかかるとのことです。今後、海外での上映も期待されます。2日目は、地上システムの開発状況や運用準備状況、そしてMMXが行うサイエンスの活動報告を行いました。

オンラインでのグループフォト(1)
オンラインでのグループフォト(2)

初日の最後には、オンライン会議では恒例のグループフォトを撮影。さらに、宇宙科学探査交流棟で展示中の MMX の2分の1模型を見学。会議参加者の皆さん、この模型に興味津々で、いろいろな角度から写真を撮っていました。そして、この模型の前でも集合写真を撮影しました。

MMX 2分の1 模型(全体)

このMMX模型は、NPO法人ギガスターによって制作されたもので、MMXプロジェクトでも制作に協力しています。このMMX模型は1月28日まで展示され、一般にも公開されました。今後は、全国に巡回展示する予定です。