Martian Moons Exploration (MMX) Mission News

フォボスとダイモスはD型小惑星かもしれない。でも、それってどういうこと?

火星の月の形成に関する代表的な仮説の1つに火星の月がD型小惑星に似ていることから、小天体が火星の重力に捕獲されたものであるというものがあります。しかし、D型小惑星とはどのようなもので、MMXミッションがD型の小惑星からサンプルを持ち帰ることの科学的重要性はどのようなものでしょうか?

なぜ火星衛星を探査するのか?

ー「火星衛星探査計画(MMX)で我々はごく小さい衛星を探査しますが、」兵頭氏は続けます。「これは単に衛星そのものだけについての話でなく、太陽系の物質や火星本体からの物質に関することなのです。」 ーJAXAの火星衛星探査計画 MMX (Martian Moons eXploration)。MMXならではの火星領域への往復旅行について、兵頭龍樹博士にインタビューを行いました。

火星衛星探査計画(MMX)詳細設計フェーズに移行!

まずミッ ション機器、続いて探査機バスのサブシステム、地上システム、その後探査機システム全体のPDRが順番に行われ、最後に全ての要素を含んだ総括PDRが 2021 年 2 月に開催されました。JAXA内外から参加した多数の方々に審査いただき、次フェーズ(詳細設計フェーズ)への移行が認められました。

MMXのサンプルに火星の古代大気がふくまれるかも?!

火星衛星探査計画MMX(Martin Moons eXploration)は2029年度に火星の衛星「フォボス」の物質が入ったサンプルカプセルを持ち帰る計画です。このサンプルには、火星の衛星の組成や歴史を明らかにするだけでなく、赤い惑星である火星の歴史をも解き明かす手掛かりとなりえる火星から放出された粒も含まれていることが期待されています。加えて最近の研究では、MMXのサンプルには火星の古代大気の痕跡も含まれている可能性があることを示唆されています。

MMXとTwinkle宇宙望遠鏡が共同で火星衛星の起源解明へ

火星衛星探査計画MMXとTwinkle宇宙望遠鏡は共同で火星衛星の起源を解明します。現在,火星衛星の起源に関しては大きく分けて二つの説があります。

MMX探査機を例とした探査機システム設計の面白さ

限られた質量の中で、将来起き得る事態を見据えた上で、最高効率な組み合わせを準備することが鍵になります。地球圏の人工衛星は地上の迅速なサポートを期待できますが、「はやぶさ」、「はやぶさ2」、そしてMMX(MartianMoons eXploration)を代表とする深宇宙ミッションの探査機システム設計は、ある意味、コンビニなどのサポートを全く期待できない地域を自転車で走る時の準備の考え方に近いかもしれません。